平成25年10月号
(第186版)
〜 ケイロー 〜
 
 グループホーム太陽の丘 看護職 松尾

 皆様こんにちは。3月よりグループホーム太陽の丘で勤務させていただいております、松尾明友美と申します。
 今日は"生"について私なりに綴ってみようと思います。
 自宅マンションの下を流れます、八重川。そこは草が多く茂り、亀たちがのびのびと甲羅干しをしている素敵な川です。そんな八重川は、わたしと愛犬・諭吉が毎日散歩をする、馴染みの深い川です。
 敬老の日にいつものように散歩をしていると、その川より、逞しく、勇ましい大きな声が聞こえてきました。「ニャーニャーニャー」そう、お分かりの通り、猫です。なにやら一番下から聞こえてきます。近くには親猫もおらず、必死に鳴いています。私はすぐに助けに行くことにしました。
 するとすぐに可愛い小さな子猫を保護することが出来ました。その子はまだ目も開いておらず、へその緒もついており、小さな小さな赤ちゃん子猫でした。とりあえずは敬老の日に保護したので、仮名をケイロ―と名付けました。3時間毎のミルク・排泄を行い、意外にもすくすくと育っており、日を追うごとにケイロ―への愛情が強くなっていることをこの身を持って体感しておりました。3日後に病院へ連れて行き、気になっていたノミの駆除をしてもらい、状態等を説明し、先生より「とても元気な女の子ですよ。」とお言葉をもらい一安心しました。
 家へ帰り、寝ていたケイロ―を起こすと、なんとなんと!目を開けていました!!体重も20g〜30g程日々成長していき、一週間経った頃には里親が見つかり、どんどん変化していく日常でありました。
9月23日、ケイロ―はとても優しそうな方に引き取られ、私たちのめまぐるしい一週間が終わりました。
 現在、全国の犬・猫の殺処分頭数、19万頭。1日にすると、およそ520頭もの犬や猫が、人間の手によって殺されているのです。
 小さな命にも私達人間と同じように、苦しみや悲しみ、嬉しさや楽しさがあります。
 そんな小さな命を大切にし、これからも殺処分0を目指し、自分なりに頑張っていきたいと思います。

〜 二人目の出産 〜
 
迫田病院 看護師 鎌田

 平成24年10月19日に入職した伊藤久美と申します。
 今回、エコーリレーのバトンかタスキか分りませんが、渡されましたので何か書くしかないか・・と受け取り1ヵ月が経ちます。
 毎日"エコーリレー""エコーリレー"と考えていました。皆さんの書かれたエコーリレーも改めて読ませていただきました。私も皆さんのように趣味や子どものことなんか書くかなーと思いましたが、幾ら考えても出てきません。
 よくよく考えたら、子どもはいませんでした。趣味も特にありません。このようなエコーリレーの場で語るような出来事が何もないことに気付きました・・・!!私はこのエコーリレーに向き合った時、自分の人生を見ました。
                                 "なんもない。"・・・
 特に何もありませんが、仕事について大まかに現在までの歩みを書いてみます。
 『伊藤福祉14年の歴史』
 私はある出来事から"夜勤してみたいなぁ"と平成11年福祉の世界に無資格、未経験で飛び込みました。周囲からは『そんな甘いもんじゃない!』と言われました。実際、何の資格も知識や経験もない私はかなり苦労をしていくことになりました。7年と少し勤め、その間介護福祉士の資格を取得し、社会福祉士の資格に興味を持ち、相談援助職のできる施設へ転職しました。デイサービスの相談員やサービス提供責任者、施設相談員(住宅型有料老人ホーム)介護支援専門員などしていました。いろんな意味ですごい施設でしたが、とても勉強になったと思っています。6年と少しで退職し、この度、耕和会へ介護支援専門員として入職することになりました。介護支援専門員としてもまだまだ歩き始めたばかりで、皆さんに御指導、ご助言など頂きながらの日々です。
 (憧れの社会福祉士の資格を取得するために専門学校の通信過程に行き通常約2年で卒業するところを3年かけて卒業し今年1月始めて、受験し落ちました・・・。来年もまた受験しようかと思っているところです。)
 こんな感じの14年間です。
 前述したようにこのエコーリレーを通して自分てなに?なにがあるの?と少しの寂しさと不安と焦燥感に見舞われました。これを期にいろいろなことに挑戦し、楽しみをみつけ次回エコーリレーのバトンだかタスキだかが回って来たときにはもう少し、魅力的な伊藤久美を披露できるといいなと思います。最後まで読んでいただいた方、特に中身のない作文で申し訳ありませんでしたが、読んでいただいてありがとうございました!
 今後ともどうぞ、よろしくお願い致します。