平成24年11月号
(第175版)
〜 はじめまして 〜
  
サンヒルきよたけ 看護職 佐野

 私は、7月からサンヒルきよたけ療養部デイケアで看護師として勤務させて頂いております佐野と申します。先日やっと、勤務して3ヶ月過ぎました。入社した日からスタッフの皆さんより温かい言葉をかけて頂き、感謝しております。有難うございます。私は、昨年の3月に看護師に復帰し、介護関係の仕事は全く初めての経験です。それでは、私の今までの経歴をお話したいと思います。私は、兼業農家の長女で古墳の町・・・西都市で生声をあげました。出産後、超未熟児であった為に両親に心労をかけてばかりいました。子供の頃は、近所の同じ年頃の友達6人と木に登って木の実を取ったり、野イチゴを摘んでジャムを作りパンケーキにのせて食べたり、ワイルドな事が好きであり自然いっぱいの中で育ちました。しかし、体育系は苦手でしたので小学校の低学年から、高校まで書道に励みました。
 今、振り返りますと・・・私の周りには、聴覚障害者の祖母や叔父がいたり、肢体不自由な友が居たりして育った為、自然と看護師になる事の道順だったかもしれません。妻高校の家政科を卒業し、宮崎市内の某内科医院を委託病院とし働きながら、5年間看護専門学校に通いました。この青春時代に勉強と仕事の両立は、大変な事でした。幾度となく挫折しそうになりましたが、恩師や友人の支えがあり、無事に卒業することが出来ました。今でも、恩師や友人と親交させて頂いています。
 昭和60年に、縁あって田野の農家後継者と23歳の時に結婚しました。その後、男の子3人の母となり勤務先も夫の希望により退社しました。それからは、二男が大学在学まで農家の嫁として夫・義母と一緒に農業に、従事してきました。今では、長男が後継者となり嫁と共に家業を守ってくれています。休日は、孫の子守りや本業にさし障りの無き様、少しだけ農作業を手伝います。
 最近、思う事があります。看護・介護という仕事は、本当に数ある仕事の中でも自らも人間的に成長出来る仕事であるという事。この仕事に就けた事は、奇跡でもあります。もう2度と、看護師免許証が日の目を浴びる事も無いだろうと考えておりました。看護師に就く事を切に望んでいた両親は、あの世でさぞかし喜んでいるでしょう。
 丁度、1か月過ぎた頃・・デイケアの慌ただしさや、介助法が分からず心が折れそうになりました。そんな時、スタッフから「辞めるのは、簡単。どうせ辞めるのなら、次の職場で活かせる様に習得してやめたら」「ひとつひとつ、クリアして確実に覚えていったら」「そんなに、考えなくてもいいのでは」と、助言を頂きました。貴重な助言を心に刻みながら、邁進したいと思います。慌ただしさの中で利用様の声を見失う事なく、日々精進したいと思います。耕和会の皆さん、これからも宜しくお願い致します。皆様の健康と、ご多幸をお祈りして失礼致します。最後に、この様な機会を作って下さり有難うございました。

〜 犬の健康管理 〜
 
迫田病院 看護師 大田原

 9月より2階病棟でお世話になっています。よろしくお願いします。
 今回、エコーリレーの話が来て何を書こうかと思いました。我が家では趣味としてトイプードルのブリーダをしていて6匹います、その子達の事を書こうかと思いましたが、犬の健康管理の一つとして予防接種の事を書きます。
 また一年に一回保健所で飼育管理士の講習に参加して犬の病気の事、感染症の事を詳しく学んできます。犬の予防接種で一番受けて欲しいのは狂犬病の予防接種です。狂犬病の特徴は、意識障害を起こし、中枢神経がおかされて狂暴化したのち、一定の潜伏期間をおいて、発病後3〜4日でほぼ死亡します。人間にも感染し、死亡確率は100%という恐ろしい感染症です。
 感染経路:傷口からのウイルス感染です、感染した犬の唾液からさらに感染します。
 ただし日本においては、接種の義務づけにより、そのかいあって記録上、1957年以降は発症していないということですが、世界的にはさほど減少していないことです。
 海外旅行に行って狂犬病で亡くなる人は、毎年1〜2名程いるそうです。保健所の話では、最近の伝染病として口蹄疫、鳥インフルエンザ、日本には無い病気が日本で発症しています。狂犬病がいつ発症してもおかしくは無いそうです。犬を飼っているみなさんは絶対に予防接種を受けてください、保健所または病院でも行えます。一回の予防接種料金は3000円です。保健所からも是非伝えてくださいとのことです。
 予防接種【2種:5種:8種:9種】する事により予防できる感染症として、ジステンバー、犬インフルエンザ、犬レプトスピラ感染症【人間にも感染します】、犬伝染肝炎、犬アデノウィルスU型感染症、犬パルポウイルス感染症、犬コロナウイルス感染症などがあります。
 フイラリア、4月から12月迄行うフイラリア予防薬です。毎年、蚊が発生する4月から12月迄毎月一回予防固形薬の服用です。ノミ、ダニ予防駆除薬は市販でも売っていますが、病院の薬の方が効果があります。予防接種の価格は病院によって全く違います。連絡してから値段を聞いてからの方がよいかと思います。
 どの病気でも犬はもちろんの事飼い主にも大変な負担となるはずです。しかし、予防接種をする事により副作用がある場合もありますが、大切な家族の一員として健康に生活していく為にも是非予防接種をしてください。
 毎日6匹のトイプードル【ハッピーラッキーパールパピー佐為福】に癒されています