平成27年2月号
(第202版)
〜 大いなる挑戦 〜
 
迫田病院 岩切

  迫田病院に入職して早15年。なんと、今まで逃れ続けたエコーリレーがとうとう回ってきてしまいました。
  毎日元気に仕事をさせて頂いてます。最初は3階病棟で8年間、その後異動があり2階病棟で3年だったかな(確か…?)。そしてまた、3階で働いています。
私は、病棟で「ターミネーター」、「サイボーグ」、「スーパーサイヤ人」という異名が付いています。なぜなら、どんなハードな勤務をしても常に元気だからです。最近は、「夜の女???」と言われても過言ではないくらい夜勤オンリーです。それでも、誰よりも元気です。

  私の元気の源は、テニス、バレーボール、水泳、ジム、スケート、と色々なスポーツを、ハードな勤務の合間にやっている事かな。常に挑戦心旺盛なのです。5人の子育てもとうの昔に終え、今は自分のやりたい事を精一杯楽しんでいます。そして、去年の12月に、中型自動二輪の免許を取得しました。これがまた大変でした。休みの日や夜勤明けにバイクの練習、中でも「スラローム」という、車体を左右に大きく倒す動作が苦手で、大変苦戦しました。20代30代の若い人達ですら、試験を2度3度と落ちている中、50代半ばの私は一発合格。我ながら「さすがスーパーサイヤ人!!」と思いました(笑)早速、400ccの新車を購入し、1月からツーリング。納車日には夜勤明けでしたが、慣らし運転で堀切峠まで行き、次の休みにはえびのを往復、なんとこの日はかなり風の強い日で、あまりライダーの姿も見ませんでした。初心者なのにこの無謀、と思いながらも走りました。また一つ私の楽しみが増えました。

  さて、今年の挑戦は、去年から英会話を学んでいるのですが、さらに力を入れ、もっとスムーズに会話が出来るようになりたいと思います。次は海外へ進出かな、ふふふ。これからも、ひとつひとつ挑戦を続け、自分のものにして行きたいと思います。目標を持つということは、とても楽しく、やりがいがあります。人生、まだ半分ちょっと。100歳まで元気を目標に、毎年これからも挑戦をし続けて行きます。まだまだやりたい事がたくさんあります。スキューバダイビング、スカイダイビング、乗馬もやりたいと思っています。

 

病棟スタッフに、何を目指しているの?なんてよく聞かれますが、本人も何を目指しているのやら…。こんなアクティブな私でも、たまには家でのんびり黒猫のジーニアスとくつろいでいる日もあるんですよ。とっても癒されます。またこの子が、ジーニアス(日本語で "天才" という意味)という名前のとおり、とても賢い子。(親ばかです) 体重が7.5kgあって、とっても大きく「黒ひょう」みたい。いや、「子グマ」かな。とにかく可愛いです。
このような日々を送っている私。これからも一日一瞬を大切に、無駄無く、そしてさらに進化を続けて行きます。

〜 私事で恐縮ですが 〜
 
サンヒルきよたけ 四位

  皆様、新年明けましておめでとうございます。謹んでお喜び申し上げます。
  介護職として、16年目になり利用者に関わる介護から未来の介護職員を育てる実習指導、など多種多様な業務を関わらせて頂き、成長の糧となっています。しかし、私が考える介護という職種は、常に人との関わりが基本であり、言葉などの表面的なものばかりではなく、会話などを多面的に捉え相手の「意図」を見抜く関わりが重
要なため、非常に難しい職業だと常々感じます。そこで、介護における関わりから振り返り、最近思うことを書いてみたいと思います。

  実をいうと私は、宮崎工業高校の電気科を卒業し、超氷河期と呼ばれる就職難の時期で就職試験を失敗し、行き場を失った状況から親がたまたまやっていた手話を見て福祉の専門学校でもいってみようかくらいの気持ちでこの業界にきました。実際、色々な専門を勉教しましたが、興味はいまいちで勿論勉教に身が入る訳でもなく、ただ単に学校生活が過ぎていきました。しかし、迫田病院に介護職として就職し「命の現場」を目の当たりにする事で気持ちが徐々に変化していった気がします。自分が患者さんに関わることで、不快や不安、さらにはリスクが高まる事への恐怖感から介護職としての専門的知識、技術の修得、そして他職種に対する理解が不可欠と感じ、研修や独学を率先して行うようになったのではと思います。そこから数年後、サンヒルきよたけに異動して参りました。老健では、病院と違い「その人の生活」に直に関わり介護職として専門を発揮できる場がありました。病院では、入浴介助や清拭なども行いましたが、基本看護職の補助的な業務全般だったため利用者に直に接することに対する喜びも多く、そのことが専門職としての質を高めようと思った瞬間だったと思います。
  現在は、色々な教育に携わる機会があり、特に未来の介護職を育てる実習指導は、楽しい業務の一つと感じます。昨年に実習指導者研修に参加した中で、「実習では、実習生の未来やその後を左右する」という内容がありました。 私の指導方法でと考えると気が重くなりもしますが、実際に今後の介護を担う専門職に携われることは、大切な時間であり貴重な体験だと思っています。

また、楽しいとは言うものの重圧や疲労などは勿論存在しますが、多種多様な学生さんとふれあい共に学ぶ事は、自己教育として指導する側の伝え方や専門用語の砕き方、基礎となる介護技術の振り返りなど本当に連動して学べる機会だと強く感じます。そして、そこから利用者さんとの関わりに活かし、より良い生活の提供を考えていきたいと思います。
   最後に、まだまだ自分の考える「介護」に追いついていない状況である事は確かですが、サンヒルきよたけの職員として、利用者さんや御家族と共に笑って歩んでいける介護職員を目指し自己研鑽していきたいと思います。今後とも宜しくお願いします。