平成26年10月号
(第198版)
〜 薬の小話・・・ 〜
 
迫田病院 木宮

   入局3年目に突入しました、薬剤部の木宮と申します。 エコーリレーは、陸の孤島である薬剤部に関係ないところで回っている・・・と勝手に思い込んでいまして、突然依頼が来てビックリですよ(@0@)! 書くネタに困っていましたら、あるスタッフから『うちにある薬で高価な薬は?というのはどう?』とアイデアいただきました。いや〜、助かりました♪で、さっそく調べてみました!

   内服薬(麻薬は除く)だけに限定した『迫田病院採用内服薬薬価TOP10』は、左表のようになりました。MRSA治療薬の「ザイボックス錠」がダントツの1位!この薬1日2回服用となっているので、1日26,611円もするんです!1日だけの服用ではないので・・・。健康が一番ですね〜(^-^;) 2,3,8,10位は検査で使う薬です。毎日使うものではないですが、意外と高いのに驚きました。4位の「硫酸アトロピン」は使用量が微量になるので、実際に薬価はかなり低くなります。ついでにお話ししておきますと、当院では一人の患者さまにしか処方がないので、1日0.4mgで月に12mg。1年で144mg。期限があまり長くないので、使っても216mg。1g包装品なので、約0.8g弱(1,570円程)は期限切れで廃棄ということになります・・・。


病院の経営って大変です。 6位の「トレリーフ錠25mg」はパーキンソン病の治療に使われる薬です。しかし、てんかんの治療に使われる「エクセグラン錠100mg」(薬価32.2円)と中身は全く同じなのです。トレリーフ錠はエクセグラン錠の1/4の量なのでエクセグラン錠1/4の薬価は8.05円!適応病名が違うので薬価が違うのでしょうが、139倍近く薬価が違うのは驚きです。 ところで注射薬は、抗悪性腫瘍薬・血液製剤・造血薬・造影剤などが高いですね。院内で在庫がある一番高い薬は、「献血ベニロン・I静注用5000mg」46,413円でした。冬に大流行する肺炎などの治療に使われる抗生剤「ゾシン静注用4.5g」は2,687円。1日3回使用で8,061円。生食キットも使うのでさらにプラス507円。皆さん、薬の取り扱いには是非気を付けてくださいね<(_”_)>
因みに・・・、日本で薬価が一番高いものは放射免疫療法薬の「ゼヴァリン イットリウム(90Y)静注用セット」で、な・なんと2,605,862円!!!
皆さん、健康第一ですよ♪

   

 
〜 楽しみ 〜
 
サンヒルきよたけ 石坂
  私は、サンヒルきよたけ療養部の石坂明美です。以前は迫田病院で20年勤務していましたが、5年半前にサンヒルきよたけへ異動することになりました。異動当初は、介護施設での勤務は初めてということもあり、かなりの戸惑いや新たな発見がありました。最初は、80名の利用者のお名前と顔を覚えるのが大変で2ヶ月かかりました。そして、年間行事の花見会、すいか割り、秋祭り、敬老会、クリスマス会、書初め、節分など年間を通して見ていく中、病院で経験できないことを感じるようになりました。 たとえば、利用者が行事やレクリエーションに参加された時、普段と違う明るい表情だったり、身体の動きが良くなったり、あまり喋らない方で曲が流れだすと歌い出されるとか・・・そのような光景を見ていると自然と笑顔が出てきました。

誰でも「楽しみ」「笑顔」ということを忘れたらいけないなあと思い、私も5年前からフラダンスを始めました。なかなか上達しませんが、毎年、発表会に数回参加しています。今年の6月15日新富町文化会館にてフラダンス・フェスティバルと9月21日チャリティー・アロハフラ・フェスティバルが開催され、私を含め7名で参加発表しました。メンバーは、迫田病院とサンヒルきよたけの職員です。このフェスティバルに参加したのは、今年で3回目です。何回参加しても緊張します。

   月3回のレッスンを行っていますが、本番になると日頃の力を発揮できないというか・・・自主練習が足りないことに気づかされます。他の教室のチームも何十組も発表されますが、「上手い!」の一言で、常に笑顔です。どうしたらあのような表情ができるのか、あの手の動きはどうしたら出来るのか・・・と学習させられます。いつも、あんな風に踊れたらいいのにな〜って妄想しています。
みなさん、楽しみを見つけ自分の時間をつくりましょうね!
PS:フラダンスをやってみたい方、最近は、イケメンのフラボーイも流行っています!ので男女問わず生徒募集中です。