平成26年6月号
(第194版)
〜 はじめまして 〜
 
サンヒルきよたけ  長友

 今年4月から、サンヒルきよたけ管理部栄養価で調理員として働かせて頂いています、長友洸輔といいます。今回、初めてエコーリレーを担当することになったので、軽い自己紹介と最近の出来事を書きたいと思います。
 私は、高校生の頃に調理士免許を取得し、その後、福岡県にある専門学校に通いました。専門学校時代には、たくさんの調理実習を行い、調理技術を向上させることができ、そして栄養士免許を取得することができました。福岡での2年間の専門学校時代には、たくさんの友人に支えられ、そして、現在の彼女となる方にも出会うことができました。彼女とは、遠距離恋愛で、なかなか難しいことも多いですが、頑張って行きたいです。

 そして、最近の出来事では、先月、頂いた初任給で、これまで20年間、たくさんの迷惑をかけてきた両親に些細なプレゼントを渡し、僕のおごりで、ご飯を食べに行きました、みんな喜んでくれたみたいで、とても楽しく、良い時間となりました。
その後、初任給では美容室にも行き髪を切りました。初めて行く美容室でしたが、オーナーの方、そして他のスタッフの方、皆さん面白い方で、楽しいお話ができ、初めて行くお店という緊張もとれ、良い時間を過ごすことができました。

 まだまだ、社会人1年目で分からないことも多く、ご迷惑をお掛けすると思いますが、よろしくお願いします。これからも、先輩方と協力して頑張っていきたいです。
〜 霧立ち越えに再びチャレンジ 〜
 
迫田病院 若森

 霧立越(きりたちごえ)といっても、何のことだろうと思われた方が多いのではないでしょうか。実は昔、椎葉村から熊本県馬見原(まみはら)まで荷物を運ぶために使われて山道のことなのです。
 今回私たちは、五ヶ瀬ハイランドスキー場に近い登山口から椎葉の内之八重登山口まで、7時間かけて踏破しました。霧立越えはあまりアップダウンがないので、尾根づたいに歩きます。6年前位に登った事があるルートなので、再挑戦です。

 前日に五ヶ瀬町のやまめの里に宿泊し、朝8時過ぎマイクロバスで登山口へ移動。メンバーは地元のベテラン山岳ガイドさんを含め、5名です。ガイドさんの指導でストレッチをしっかり行ない、登山開始。前夜の五ヶ瀬ワインとオーストリア産チーズも力になり、全員順調にルートを進みます。
 以前はルートを覆うように笹が茂っていたのですが、今回は笹は全く見かけません。ガイドさんの話では、近年はどんぐりを食べるようになって多産・小型化した鹿が数を増やし、スズタケの笹も食べ尽くしているそうです。その一方で、狩猟ハンターは激減し、ブナ林保護のために鹿や猪の駆除を呼びかけてもハンターが集まらないという問題もあるようです。
 途中に柵を二重に設けて、鹿から山シャクヤクやその山の固有植物を守る風景を目の当たりにしました。「自然を回復することは、よいならんですわ」と呟くガイドさんの言葉が妙に胸に残りました。街に住む私たちは、山の自然が崩壊することがやがて土石流や水不足に繋がっていくことをあまり自覚せず日々生活しています。山に住む人々の努力に頭がさがります。
 さて、山では様々な花に出会うことも楽しみです。シャクナゲも岩山に美しく咲いています。シャクナゲはつぼみの方が開花した花よりずっと色が濃いです。ワチガイソウというかわいい小花も初めてのご対面です。美しさでは花にも劣らないベテランガイドさんのぶれのない軽やかな下山姿を追いながら、みんな必死で後に続くこと約1時間。すると、そこには今まで見たこともない白っぽい満開の桜が私たちを迎えてくれたのです。1日頑張ったご褒美です
 登山はときに人生に例えられることもありますが、私たちは美味しいお弁当を食べたり
美しい花を眺めたりすること楽しみにして、これからもマイペースで続けていきたいと思います。