平成21年11月号
(第139版)
〜 我が家の幸せを守ってくれたご先祖様 〜
 
 サンヒル 看護職  野邊

  はじめまして!? 迫田病院からサンヒルきよたけの介護部へ異動になって、もう半年が経とうとしています。早いものです。でも、時々、病院の方へ顔を出すと、サンヒルへ異動になってたんだね、と声をかけられることも・・・・・・。
  まぁ、この事はさておき、本題へはいらせてもらいます。何を書こうかとまよったのですが、2番目の子供の事から、話が始まります。我が子、次男として生まれた子は、体が弱く、生後3ヶ月で、ソケイヘルニアで小さな体にメスを入れたりと、1歳になる前には、熱を出しては、痙攣を何度も繰りかえしては、入退院の繰りかえしという日々でした。迫田病院に就職し、その子が2歳になる頃だったでしょうか。やはり、熱性痙攣を起こし、入院していました。でも、今回は、痙攣の時間が長く、脳に影響を及ぼし、今まで元気に歩いていたことも、出来なくなり、言葉は出ない、歩けない、支えがないと座れないという状況になってしまいました。
  半分、絶望的になっていた私のところへ、唯一、一人だけ(同じ職場だった)入院している病院に足を運んでくれました。そこで、先祖の供養をしてみない、という言葉でした。私としては、もう、神にもすがりたい、何でもいい、この子が良くなるならとの思いでやってみる事にしました。やっていくうちに、自分の小さい頃の事を思い出しました。「よく、ばぁちゃん家に泊りに行った時、朝早く起きて、ばぁちゃんがお経を読んでいて、その横で、手をあわせて座っていた自分がいたな。終ったあと、ばぁちゃんが念珠で私の頭をなでながら、守ってください、よろしくお願いします。」としていたなと、私も、今はこの子のためにと一生懸命やらせてもらいました。すると、日に日に、子供は良くなり、歩けるようになり、言葉も出るようになりました。
  少し、発達の方で障害はのこりましたが、今では、元気に学校に通っています。特別学級に通学していますが、周りの人からは、まったく普通だよね、どこが? という声をかけてもらったり、かわいがられています。
  このような事があってから、子供は2人で充分と思っていたのですが、両家とも、女の子には恵まれない家系であったのですが、今は2人の女の子にも恵まれ幸せな日々を過ごしています。
  今では、子供、4人とも私と一緒になって、ご先祖様に手を合わせています。この話を信じるも信じないもあなた次第です。我が家の幸せを守ってくれるご先祖様に感謝。

〜 子供からの贈り物 〜
 
迫田病院  看護師 松下

  こんにちは。 3 階病棟に勤務しています。松下です。
  今回エコーリレーの依頼を受け、何を書こうと思っていた矢先、親子でインフルエンザにかかり2週間近く1日中子供と一緒という生活を久しぶりに味わったので、今回は子供の成長を振り返る良い機会だと思い自分の子供の事を書こうと思います。  私の子供は今、2歳8ヶ月で、やんちゃ盛りの元気な男の子です。
  まだうまくお喋りは出来ませんが、最近は自分の事は自分でしようとしたりお手伝いをしてくれたりと、その成長ぶりに驚かされるばかりです。
  そんな風に自我がでてくる分、お手伝い一つにしろ倍以上の時間はかかりますが本人の気が済むまで横で見て、格闘している息子を見ながらかわいいなあと思う毎日です。
  その反面、やんちゃっぷりもすごく、さすが男の子と思う程「アーンパンチ!」と大好きなアンパンマンの真似をしながらしてくるパンチは普通に痛いし、私が横になっている所にとんでもない勢いで飛び込んできたりで、そんな本気で痛がっている私をみて大爆笑しています。恐るべし2歳男児…です。
  こうやって息子と楽しい日々も、今までを振り返ると息子が生まれた時から今まで楽しく育児が出来ていたわけではなく、分からない事だらけだったし育児の大変さや育児意外の辛い事だったりにいっぱいっぱいで、子供に目を向ける余裕もなく手探り状態で今まで来た様におもいます。だから正直子供には自分のみっともない姿をたくさん見せてしまったし、決していい母親とは言えない事の方が多いです。
  そんな自分を救ってくれたのはやはり息子で、息子の存在があったからこそ自分の弱さや不甲斐無さを痛感しこのままじゃいけないと奮い立たせてくれ、時には母親としての自信をくれたりと、たくさんたくさん助けられてきました。
  今の自分が子供に教えてあげる事なんてないに等しいぐらい自分も人として、母親としてまだまだな分この子と一緒に成長していければいいなと思いつつ、この子とだったら、どんなにまた辛い事があっても、真正面から立ち向かっていけると信じています。
  毎月夜勤ばかりで託児所で寝る事の方が多いのに、嫌な顔一つせず託児所に行ってくれる息子に感謝しながら、その分一緒にいる時はご飯を食べたり、お風呂に入ったり、遊んだりという、日常の当たり前の事を大事に幸せに思って過ごしていきたいと思います。
  龍くんいつもありがとう。ママと二人でたくさん笑ったり泣いたり思い出いっぱい作ろうね!